something sweet*

about
まつり
1986*03*03
かわいいものがすき

my main site
categories
calendar
Sun Mon Tue Wed Thu Fri Sat
    123
45678910
11121314151617
18192021222324
252627282930 
<< June 2017 >>
list
new entry
monthly
others
絵描きの植田さん
●絵描きの植田さん / いしいしんじ



寒い寒いところのおはなしなのに、読んだ後にあったかくなる
いしいしんじさんの魔法がかかってます

いしいしんじさんの本は、絵のない絵本みたい
前にそう書いたことがあるのだけど、この本はほんとに絵が描かれてます
ものがたりに彩りを加えてくれる、すごくすごくすてきな絵*

高原の小さな小さな村のおはなしです
耳の聞こえない絵描きの植田さんと、それをとりまく村の人たち
向こうがわから、凍った湖をメリとお母さんが渡ってきた日から、すこしずつ植田さんの止まってた時間が動き出すんだ

ほんとに雪景色が頭にうかんでくるよ
それはまっしろだけど、まっしろじゃないんです
あったかな光にてらされてるみたい*
最後のシ−ン、くるくる、しあわせそうなふたりの笑顔がほんとに見えるみたいで、だいすきです
夏休み
●夏休み / 中村 航



中村航さんの文体がすきなんです
すごく軽やかで、読みやすくて
そして何より、語られる視点がとてもやさしい*

僕とユキ 舞子さんと吉田くん
2組のカップルの、ある夏休みのおはなし
カメラの分解がすきな吉田くんがある日、家出をしちゃうんだ
それをきっかけにして、4人の夏が動いてく

僕と吉田くんは「義理の友だち」っていう不思議な関係なのだけど、なぜかふたりで温泉旅行をすることになっちゃいます
ふたりの会話がなんだかおもしろくって
カメラの分解について熱く語る吉田くんがすきだなぁ
なんでも、自分のすきなものをちゃんと知ってるひとはすてきだと思う

4人みんなが、自然体で、それぞれの魅力をもってるんだ
そしてお互いがお互いをちゃんと想ってる
だからこそ、最後の対決になるんだね
楽しみながら、でも大まじめ*
ユキと舞子さんたちみたいな、強くってまっすぐでかわいらしい女の人になりたいなぁって思いました

中村航さんの描く女の人は、いつもそうなんだ
りんとしてる でもすごくかわいらしい
そして中村航さんの描くカップルは、いつもすてき
ふたりのささやかなエピソ−ドの1つ1つが、ほんとにしあわせそうです

この人の文章がすきって思える作家さんに出会えるのは、すごくうれしい
うさぎパン
●うさぎパン / 瀧羽 麻子



表紙にひとめぼれして買っちゃった本その2
( ちなみにその1は、夜は短し歩けよ乙女です* だいすきな本! )
ふわふわやわらかなイラストがすご−く気になってたらね、うちのバイトしてる本屋さんに作者の方のサインいりのものが何冊かはいってきたんだ*
これは買うしかないって思って、お取りおきしてもらって、すぐ買っちゃった
えへへ、サインもかわいらしくって、うれしかったぁ

もちろんもちろんお話もすごくよかったです
15歳の優子が、新しい出会いをしていくなかで感じていくひとつひとつを、そのまま一緒に感じさせてくれるんだ
タイトルや表紙のイメ−ジどおり、読んでるだけでほっこりさせてくれる
でもふわふわしすぎてるわけじゃないよ
文体はどちらかというとシンプルかな
優子も、「ていうか、元素記号って意味あんの!?」なんて言うふつうの女の子だもん
だけどやっぱり、お話ぜんぶが繊細なやさしさにつつまれてる感じがする

パンにまつわるシ−ンが特にすき
優子と富田くんはパンをつうじて仲よくなるんだ
おいしいパンを探してまわったり、パンについてあれこれ熱く語ったり。
そんなふたりがかわいらしくって*
なんだかパンがすごくしあわせをくれる食べ物に思えてくるよ

ファンタジ−なところもあるけど、いつのまにかちゃんとお話のなかにとけこんでる
「卵の緒」と同じように、家族のつながりを愛しく感じさせてくれるお話です
本を閉じてもう1度表紙を見つめたら、いつかおかあさんがつくってくれた、あまいおかしの味をふんわり思いだしちゃった
卵の緒
●卵の緒 / 瀬尾 まいこ



Yonda?パンダのアロハブックカバ−がほしくてほしくて
新潮文庫をこの夏は6冊も買っちゃった*
これで3つももらえるよ わぁい
でもしめきりまでにちゃんと応募しなくちゃ・・・
いつもうちこういうの過ぎちゃうんです

読んだ本はどれもおもしろかったけど、ここにのせたいって思うほどではなくて・・・
でも最後に読んだこのお話は、ほんとにすてきだったよ
2つのお話がはいってるんだけど、どっちもすきだなぁ

2つとも、「家族のつながり」がテ−マになってる
タイトルの卵の緒はね、実はたった80ペ−ジしかない、みじかいみじかいお話です
自分は捨て子だと信じてる5年生の育生と、お母さん
なんだかそう書くと重たそうだけど、ぜんぜん*
すごく軽やかでやわらかくて、やさしいよ
読んだあとにほっとしちゃう
最後の一文、くすってなっちゃった

もう1つの7's bloodは、読んだあとにきゅっとせつなくなる
突然いっしょに暮らすことになった初めて会う異母姉弟のふたり。
18歳の七子と11歳の七生。
こっちも重たそうなテ−マなのに(実際、このふたりの事情がほんとだったらすごく大変だと思う)、やっぱり瀬尾さんらしく、とっても読みやすい
少しずつ変わってくふたりの関係、ふたりのやりとりがほほえましいんだ
でもそれはすごくもろくもあって。
歳以上にしっかりしてしまってるふたりを、抱きしめてあげたくなる

家族のつながりってなにか、考えなおさせてくれるよ
深い深い愛しさでつながってる「卵の緒」
血のつながりがほんとのつながりを生んだ「7's blood」

さらりとしてるのに、あったかさとやさしさをくれる本です
チルドレン
●チルドレン / 伊坂 幸太郎



伊坂さんのいいところがちゃ−んとつまってる
読みやすくって、そしてほんとにおもしろい短編集です

短編集なんだけど、登場人物がずぅっとつながってるんだ
短編集に見せかけたものがたりかな
ひとつひとつの話のどこかで、
あ、さっきのあのことだ とか、
そういうことだったんだ って気づくところがある
それがす−ごく楽しくて

伊坂さんの書くへんな人がすき
常識がちっともなかったりするのに、ぜんぶわかってるみたいで
いい加減すぎたりするのに、人のことをすごく考えてたり。
この本にでてくる陣内さんもほんとにおかしな人
でも出てくるひとみんながそんな陣内さんを憎めなくて、どこかで惹かれてて、うちも一緒になって陣内さんをすきになっちゃうんだ

5つのお話のつながりが、いいなぁって思う
おもしろいのに、なんだか心があったかくなる
伊坂さんの作品のなかでも、1ばんそれがある1冊だよ
1ポンドの悲しみ
●1ポンドの悲しみ / 石田 衣良



おなじ石田衣良さんの短編集、スロ−グッドバイもすきだったけど、
うちはこっちのほうがもっとすきかな
「これから」を描いたものが多いから。
やっぱり、しあわせになれる恋がいい

どのお話もすごくみじかいから、すんなり読めちゃいます
ゆるりゆるり、やさしい
「ふたりの名前」「秋の終わりの二週間」が特にすきかな
こんなふたりになれたらいいのにな、って思う
お互いが相手のことをちゃんと想ってることがわかるから

「十一月のつぼみ」はせつなくて
でもすごくきれい
しあわせになれる恋がいいってやっぱり思うけど、こういう恋もたくさんたくさんあるんだろうな
きっと、しあわせな恋よりも、たくさん

この本は、なんだか汚したくない
やさしいゆったりした気もちになりたいときにぴったりだと思う
デッドエンドの思い出
●デッドエンドの思い出 / よしもとばなな



よしもとばななさんの作品で、1ばんすき
ううん、いろんな本のなかで1ばんすきかもしれない
なんだかずっとそばにおいておきたい、そんな1冊です

5つのおはなしがはいった短編集なんだけど、どのお話もほんとにほんとにすてきだよ
そっとそっと心にふわっと「しあわせ」をわけてくれるみたい
いつも机においてあって、時々手にとっては5つのおはなしのどれかを読み返してみるんだ そのたびに、またすきになる

タイトルになってる、デッドエンドの思い出っていうおはなしは、この本の1ばんさいごのおはなし
特別なことがあるわけじゃないのに、なんでこんなにやさしい気もちにしてくれるんだろう
あとがきで、ばななさん自身が
「これまで書いた自分の作品の中で、いちばん好きです。
 これが書けたので、小説家になってよかったと思いました。」
と言ってるのが、たまらなくうれしかったよ

いろんな瞬間、心がいろんな色で彩られること
それをばななさんはそっと言葉にしてくれる
ひとの心ってこんなにもろいんだ こんなにきれいなんだ こんなにあったかいんだ
そういうことをあらためて気づかせてくれる

まつりにとって、宝物みたいな本です
ぶらんこ乗り
●ぶらんこ乗り / いしいしんじ



いしいしんじさんとの、出会いの本
やさしいのにせつなくて
遠回りしてるのに、まんなかにちゃんと届く
そんな言葉たち

弟と、おねえちゃんのおはなしなんだ
ふたりともふつうの子とはすこしちがうけど、弟はとびきり特別
ぶらんこを誰よりも高くこいで、指を誰よりもじょうずに鳴らす
そして、すてきなおはなしをそっとノ−トに綴る

弟の書くおはなしは、なんだかふしぎな世界とつながってるみたい
これを小さな子どもが書いたとは思えなかった
でも、弟の存在はすごく確かに感じられたんだ
世界にがんばって立とうとする、弟のすがた

合わないひとは合わないかなぁと思う
うちも正直、最初は読みきれる自信がなかった
なんとなく、つかみどころがない気がして
でもね、読んでるうちに弟のことがどんどん気になっちゃって、どんなものを抱えてたんだろうって、見守ってあげたくなったんだ

弟がいっしょうけんめいに小さな体で受け止めてた世界
いっしょに見つめてみたくなる
このふたりが、また手をつなげるといいな
弟が書く、「ぶらんこ乗り」のおはなしみたいに
夜のピクニック
●夜のピクニック / 恩田 陸



「みんなで、夜歩く。
 それだけのことがどうしてこんなに特別なんだろう。」

この本のイメ−ジは、まさに「青春」
ほんとに、すごくさわやかで、みずみずしくて、もどかしくて
高校生の気もちがちゃんと描かれてる
きっと、貴子たちといっしょに80キロ歩いてる感じがするよ

歩行祭っていう、北高の伝統行事
80キロを、全校生徒が夜を徹して歩くんだ
そのスタ−トからゴ−ルまでが、この「夜のピクニック」

そのながれをただずぅっと追っていく
でもそのなかにそれぞれが抱えた想いがたくさんあって
ほんとにそのどれもが共感できちゃう
80キロの道のりへの不安、疲れ、だるさ、足の重さ
そういうのもぜんぶ伝わってくる
気まずさ、いらいら、3年間の思い出、ちがう種類のともだち、約束
そういうのもすごくリアルに描かれてる

一緒に貴子たちと歩きながら、いろんなこと考えちゃった
自分だったらだれとさいご歩くかな
どんなことを話すかな
秘密をうちあけたくなるかな

ともだちと一緒に、夜ただただ歩く
きっと、それって特別なこと。
こんな行事があったら、絶対にうちは毎年いやがってるだろうけど、でもきっと終わったときにはいつもわらってるんだろうな

さわやかな感動、なんてなんだかかるく聞こえてしまいそうで、言いたくないけど、ほんとにそれがある
本屋さんバイトでレジをしてるときに、この本がくると、
思わず「すごくいいですよ」って声をかけたくなっちゃう
うちにとって、そんな本でした
トリツカレ男
●トリツカレ男 / いしいしんじ



いしいしんじさんの作品は、絵のない絵本っていうことばが1ばんぴったりな気がするよ
なんかね、すごくかわいらしくて、あったかくて、でも心のふかくにそっと届けてくれるメッセ−ジがある

ジュゼッペはトリツカレ男
いろんなものに次々とトリツカレて、夢中になっちゃうんだ
三段跳び、オペラ、語学、探偵、サングラス集め・・・
なんでも夢中になったらとことん
それ以外目にはいらなくなっちゃうくらい。

そんなジュゼッペがこんどトリツカレちゃうのは、ペチカっていう無口な女の子
そう、トリツカレ男が、はじめての恋をしちゃうんだ
ペチカのためにすごく一生懸命になるジュゼッペ
ほんとにほんとに愛しくなるよ

どこかの国のおとぎばなしみたい
前半は、ジュゼッペが数々のものにトリツカレてきたエピソ−ドがたくさんあるんだけど、それがすごくユ−モアたっぷりで、おもしろくて
だってほんとにふつうじゃないんだもん
でもそれを、あきれながらもやさしく見守ってる町の人たちがいることも、うれしい
このおはなしには嫌なひとはでてこないんだ
そして後半は、ジュゼッペとペチカのおはなし
きっと、誰もが応援したくなると思う

うちはこのおはなしだいすきです
かわいくて、せつなくて、まっすぐな恋のおはなし
読んでるあいだは、ジュゼッペにトリツカレちゃってました
<< New  /   Old >>











イラストがおしゃれできれい
こんなキャリーケースほしいっ


ハングウォッチです*
動物モチーフかわいい!



お母さんになったら、
買ってあげたいな



こんなウォールステッカーが
似合うお部屋にしたい


こんなアルバムすてきすぎる
思い出が宝物になるね


このかわいい瞳にめろめろです